外壁リフォームの基礎知識｜変性シリコンって何？

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みなさんこんにちは！

ブログ担当のコバヤシです！

外壁のリフォームをする際、ほとんどの場合「シーリング材」というものが必要です。このシーリング材は、外壁材同士の隙間を埋める「目地埋め」のために必要な材料になります。

このシーリング材の中に「変性シリコン」というものがあるのですが、他にも「シリコン」という表記のものも存在し、それぞれに違いがあることを覚えておきましょう。

この記事では「変性シリコン」の特徴や用途についてご紹介していきたいと思います。

変性シリコンとは

変性シリコンは「変成シリコーン樹脂」を主成分とした湿気硬化型タイプの接着剤です。空気中の水分と反応することで硬化がはじまり、硬化後には十分な弾力性を保った状態で対象物を保持し続けられます。衝撃や振動に強く、接合剤同士の膨張にも柔軟に対応できる優れた接着剤です。

変性シリコンの特徴

変性シリコンには以下のような特徴があります。

・環境にやさしい

・弾力性と追従性に優れている

・塗装可能

・様々な被着体に接着可能

・不要箇所に付着してもキレイに除去できる

構成している成分に、溶剤をほとんど使用していないため、環境への影響が少なく済みます。また、完全硬化した後も十分な弾力性を持っているため、建物の歪みや振動にも適切に対応してくれるのが大きな特徴です。

接着する対象を選ばず、多くのものが安定して接着できるのも変性シリコンの特徴で、仮に失敗した場合にも拭き取りやすく、対象に色移りなどもしないことで多くの建設現場で使用されています。

シリコン系と変性シリコンの違い

同じ「シリコン」ではあっても、シリコン系と変性シリコン系では「主成分」に違いがあります。シリコン系シーリング材の主成分は「シリコン樹脂」ですが、変性シリコン系シーリング材の主成分は「ポリエーテル樹脂」です。

このポリエーテル樹脂を使用する他のシーリング材は、一般的に「ウレタン系シーリング材」になるため、認識としてはウレタン系シーリング材の上位種が変性シリコン系だと理解しておきましょう。

変性シリコンの用途

シーリング材は主に「目地埋め」に使用されています。しかし、本来のシーリング材の特性は「接着剤」だということも忘れないでください。硬化後に優れた弾力性や追従性を発揮できるため、外壁材などの目地埋めに使用されているだけです。

他の目地埋めで使用される「漆喰」や「モルタル」には、弾力性も追従性も期待できないため、仮に外壁のシーリング材として使用した場合、すぐに剥がれ落ちてしまうでしょう。

では、変性シリコンはどのような場所で使用されているのでしょうか。

建築用シーリング材

外壁の窯業系サイディング同士を組み合わせた際、隙間を埋めるために変性シリコンが使用されます。他にも、樋の接合やダクト周辺の隙間を埋める際にも使用されるなど、建物全体で活躍しています。

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フローリング用接着剤

木工用ボンドで接着する場合もありますが、接着時に防水性なども期待する場合は変性シリコンを接着剤として使用します。耐久性も高く、長期間安定した実力を発揮し続けられるのです。

タイル張り用接着剤

変性シリコンの持つ防水性を活用して、水回りのタイルを貼り付ける際に変性シリコンを使用します。

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異種材料接着剤

変性シリコンは多くのものに対し、確かな接着力を発揮してくれます。そのため、通常の接着剤では十分な保持力を期待できない場所でも、変性シリコンであれば多くの場合対応できるのです。

外壁塗装で使用される際の変性シリコンの用途

外壁塗装では、外壁材同士の目地梅が主な使用目的になります。そして、変性シリコンは通常のシリコン系シーリング材とは違い、完全硬化後に上から塗装できるという大きな特性を持っているのです。

通常のシリコン系シーリング材の場合、上から塗装しても剥がれてしまいます。しかし、安定して塗料が乗る変性シリコン系シーリング材であれば、施工箇所全体を継ぎ目なく同色に仕上げることができるのです。

仮に通常のシリコン系シーリング材を使用してしまった場合、塗装した途端にペンキが流れてしまったり、残ったとしても乾燥しながら剥がれてしまうのです。その結果、継ぎ目ごとに外壁材の区切りが目立ってしまい、一体感のない外観になってしまうというわけです。

これは外壁だけではなく、屋根塗装やベランダ塗装の際にも同じような現象が発生してしまいます。普段目にする場所ではなかったとしても、しっかりと変性シリコン系シーリング材を使用することで統一感のある仕上がりにして欲しいと思うものです。

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アステックペイントの変性シリコン系シーリング材

アステックペイントでは、自社ブランドの塗料と相性の良い変性シリコン系シーリング材を用意しています。

機能にある「低モジュラス」と「ノンブリード」とは、変性シリコン系シーリング材に求められる大きな要素です。

モジュラスとは、弾力性を発揮した後の「復元力」のことで、低モジュラスは柔軟性と復元力が優れていることを指しています。反対に「高モジュラス」になると、二尾縮しづらい硬い特性になることを表すのです。

ノンブリードとは「ベタつかない」ことを表した言葉で、成分中の「可塑剤」が経年劣化しても流れ出ない特性を持っています。通常のシーリング材は、経年劣化すると可塑剤が流出し、黒く表面硬化しながら痩せていってしまうのです。

つまり、可塑剤を保持し続けることで柔軟性を維持し、美しい外観をキープし続けられるというわけです。

シーリング材は2種類用意されており、さらに専用のプライマーもあるため、適切に組み合わせてご使用ください。

外壁リフォームなら川洋建装にご相談ください！

外壁のリフォームをする場合、シーリング材には「変性シリコン系シーリング材」を用いることがおすすめです。ただし、他のシーリング材が適している場合もあるため、施工業者の判断もしっかりと理解した上で使用するものを選ぶようにしましょう。

アステックペイントでは、塗料との相性が良い変性シリコン系シーリング材の用意があります。統一することで耐用年数を長くすることが可能です。外壁塗装の際にはぜひ当社プロタイムズ西尾張中央店・一宮店・あま津島店/川洋建装にご相談ください。

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