外壁・屋根のシーリングの役割とは？│外壁塗装・屋根塗装専門店プロタイムズ西尾張中央店・一宮店

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弥富市、津島市、愛西市、あま市、一宮市の皆さんこんにちは☀

外壁や屋根は多くのパーツで構成されているものです。

一般家庭の外壁はサイディング材やガルバリウム鋼板材といった小さなパーツをつなぎ合わせて作られています。

屋根には「1枚屋根」という形状のものがありますが、基本的には複数のパーツをつなぎ合わせて作られているものが一般的です。

このパーツ同士を「つなぐ」役割の一端を担っているのが今回お話しさせていただく「シーリング」です。シーリングで聞きなれていない方は「コーキング」と表現した方がわかりやすいかもしれませんね。

コーキングはシーリングとまったく同じものです。どちらで呼んでも差し支えないのですが、塗装業界では「シーリング」と呼ばれることがほとんどです。

シーリングは特殊な樹脂で作られている建材です。ゴムのようなブニブニした触感が特徴です。

今回のブログでは、シーリングに関する以下の基本知識についてお話ししていきたいと思います。

• シーリングの役割
• シーリング劣化による影響
• シーリングの劣化症状
• シーリング劣化の兆候

シーリングの役割とは？

シーリングの寿命は、一般的に5～10年と言われています。

業者に指摘されて、あるいはお知り合いが修理されていたのを見聞きしたなど、なにかしらのきっかけがないと、シーリングに注目する機会はほとんどないでしょう。

新築から数年経ち、まず最初に傷み出すのがシーリングです。シーリングは建材の中で重要な役割を担っているのにもかかわらず、一番最初に劣化がはじまるのです。

では「シーリングの役割」とはいったい何なのでしょうか？

シーリングの主な役割として次の4つが挙げられます。

• クッションとしての役割（緩衝材）
• 雨水の浸入を防ぐとしての役割（防水材）
• 建材を固定させる役割（固定材）
• 破損した建材の一部分を補修する役割（補修材）

それぞれの役割を具体的にお話ししていきたいと思います。

シーリングの役割①クッションとしての役割（緩衝材）

シーリングには、外壁と窓サッシ、浴槽と壁といった建材同士がぶつかり合うのを防止する『クッションとしての役割』があります。建材同士がぶつかり合うタイミングってあるの？と思われるかもしれません。実は毎日のようにお家は振動にさらされているのはご存じですか？

外部的な振動の要因としては、主に以下の3つが挙げられます。

• 地震
• 電車や自動車などの通行による振動
• 風などの自然的な驚異による振動

どれも言われると「たしかに！」と納得できる要因ですね。そして内部的な振動の要因としては生活習慣の中で発生するものが挙げられます。

お子様が室内で走り回ったり、誤って転倒したりといったことでお家の内部から振動が発生します。

振動が発生することで、外壁を含む建材同士がぶつかりあい、建材の破損や劣化につながるのです。

シーリングの役割②雨水の浸入を防ぐとしての役割（防水材）

サイディング材やALCなど、複数のボードやパネルで構成されている外壁は、どんなにぴったりと施工しても隙間ができてしまうものです。

隙間を埋めるために、あえて目地をつくり、その目地にシーリング材を充填して密閉することで、水や汚れの浸入を防いでいるのです。

後ほど解説しますが、シーリングが雨水の侵入を防いでいるということは、シーリングが劣化すると雨水は侵入しやすくなる、ということになりますよね。

シーリングの役割③建材を固定させる役割（固定材）

屋根工事では、屋根の一番上の部分である「棟板金」が外れないように釘で固定します。その釘を固定する、外れにくくする目的でシーリング材を充填するのです。

瓦屋根のズレを補修する際には、接着剤として使用することもあります。

シーリングの役割④破損した建材の一部分を補修する役割（補修材）

シーリングは金属部分の穴あきや、ヒビ割れで出来てしまった隙間を埋める補修材としての役割もあります。小さな穴や小さなヒビを完全に補修するとなると、外壁材ごと交換するしかありません。外壁材ごと交換するとなると、相応のコストがかかってしまいますよね。

外壁の主な目的は「雨水の侵入を防ぐこと」「家を守ること」ですから、小さな破損であれば、シーリング材での補修で十分対応が可能です。

シーリングが劣化するとどんな影響がある？

シーリングが劣化するとシーリングが担っている4つの役割が果たせなくなってしまいます。

• クッションとしての役割（緩衝材）
• 雨水の浸入を防ぐとしての役割（防水材）
• 建材を固定させる役割（固定材）
• 破損した建材の一部分を補修する役割（補修材）

緩衝材がなくなるため、建材同士が振動でぶつかりあい、建材そのものの劣化スピードを早めてしまいます。

防水材としての機能がなくなるため、劣化したシーリング部分から雨水が侵入し、外壁の下地材に雨漏りが発生してしまいます。外壁の雨漏りは屋根の雨漏りに比べて発見しにくいため、長期間放置してしまう可能性があります。長期間外壁の雨漏りを放置すると、外壁の下地材、建物の構造体そのものの劣化を早めてしまいます。

固定材としての役割が果たせなければ、強風や雨水、振動によって固定している建材が落下、欠落してしまう可能性が高くなってしまいます。1F部分の建材であれば落下しても大事には至らない可能性がありますが、2Fより上の建材（外壁や屋根）の場合は、人的事故を起こす可能性が高くなるでしょう。

補修材として充填していたシーリング材が劣化すると、補修前の状態になってしまいます。穴やヒビを補修しているのであれば、雨水の侵入を許してしまいます。

シーリングの劣化は、まさに「百害あって一利なし」という状態なのです。早急な対応を検討すると良いでしょう。

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