省エネ×熱中症対策の最前線!建物リフォームで夏の危険から家族を守る方法
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2025.08.14 (Thu) 更新
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真夏の昼下がり、外は35℃前後でも、家に入った瞬間に感じる息苦しいほどの熱気。これは単なる気温差ではなく、屋根や外壁からの熱侵入、窓や換気不足による熱こもり、さらには家電や照明からの発熱が複合的に作用して起こる現象です。特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、室温上昇による熱中症リスクが高まり、健康被害だけでなく、冷房の長時間使用による光熱費の増加も避けられません。
そこで注目されているのが、省エネ性能を高めながら熱中症リスクも軽減できる「省エネリフォーム」です。屋根・外壁の高反射塗装、遮熱ガラスの設置、断熱玄関ドアなどの施工により、室温を下げつつ冷暖房負荷を減らすことが可能です。
今回のお役立ちコラムでは、省エネと熱中症対策を両立させるリフォームの基本原理から具体例、補助金活用法までを詳しく解説します。
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省エネリフォームの基本原理
省エネリフォームの目的は、夏の冷房効率や冬の暖房効率を高め、年間を通してエネルギー消費を減らすことです。特に夏場は、屋外からの熱の侵入をいかに減らし、室内にためた冷気を外に逃がさないかが重要なポイントとなります。
例えば、一宮市や稲沢市のように夏の最高気温が35℃を超える地域では、屋根や外壁の表面温度が60〜70℃に達することもあります。この熱が室内に入り込むと、エアコンの効きが悪くなり、設定温度を下げても涼しく感じられません。そこで、外からの熱取得を減らし、室内の快適さを保つための「熱の出入りを最小限にする工夫」が欠かせません。
熱損失と熱取得のバランス改善
住宅の快適性と省エネ性能は、外壁・屋根・窓などから逃げていく「熱損失」と、逆に外から入り込む「熱取得」のバランスで決まります。
夏場は、特に「熱取得」をどれだけ減らせるかがカギです。建築研究所の調査では、住宅に侵入する熱の約70%が窓からの直射日光や日射熱によるもので、屋根や外壁からの侵入も含めると全体の約9割に達します。
このため、効果的な対策としては以下が挙げられます。
- 屋根や外壁の遮熱処理:高反射塗料や金属遮熱材で太陽光を反射し、表面温度の上昇を防ぐ。
- 開口部の遮蔽:外付けブラインド、オーニング、すだれなどで窓からの直射日光を遮る。
- ガラス性能の向上:Low-E複層ガラスや遮熱フィルムで赤外線をカット。
これらを組み合わせることで、室温を2〜3℃下げられ、冷房の消費電力を年間で5〜10%削減できる可能性があります。
出典元:環境局「ヒートアイランド対策に関するガイドライン、資料等」
冷暖房負荷を減らすための断熱強化
断熱性能の強化は、省エネリフォームの中でも最も効果が長期的に持続する方法の一つです。断熱材を強化すると、夏は外からの熱が室内に伝わりにくくなり、冬は室内の暖かい空気を外に逃がさなくなります。
具体的には、以下の施工方法があります。
- 壁や屋根の断熱強化:既存壁内に高性能断熱材(フェノールフォーム、ロックウールなど)を追加。熱伝導率が低いため、従来の断熱材よりも薄くても高い効果を発揮します。
- 床下断熱:床下からの熱の出入りを抑えることで、夏は床面温度の上昇を防ぎ、冬は足元の冷えを軽減。
- 天井裏断熱:小屋裏の熱こもりを抑え、2階の室温上昇を防ぐ。
例えば、築20年以上経過した木造住宅で壁断熱を追加したケースでは、夏の室温が平均2℃低下し、冷房使用時間が約15%短縮された事例もあります(出典:住宅金融支援機構調査)
断熱リフォームは初期費用こそかかりますが、冷暖房費の節約効果が毎年続くため、長期的には費用対効果の高い投資といえます。
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熱中症対策につながる省エネリフォーム例
省エネリフォームは、光熱費の削減だけでなく、夏場の熱中症リスクを軽減する効果があります。特に一宮市・稲沢市のような猛暑日が多い地域では、室温の上昇を抑えることが健康面での安心にも直結します。ここでは、実際に熱中症対策として効果の高い代表的な施工例を紹介します。
屋根・外壁の高反射塗装
高反射率塗料(遮熱塗料)を屋根や外壁に施工すると、太陽光に含まれる赤外線を効率よく反射し、表面温度の上昇を抑えられます。塗料メーカーの試験では、施工前後で屋根表面温度が最大15℃低下し、室温も平均2〜3℃下がった例が報告されています(出典:塗料メーカー試験結果)。
この効果により、エアコンの稼働時間が短縮され、年間の冷房消費電力を5〜10%削減できる可能性があります。特に西日が直撃する外壁や日射時間の長い屋根への施工が有効で、既存の屋根材や外壁材を活かしながら改修できるのも魅力です。
遮熱ガラスや内窓の設置
Low-E複層ガラスや遮熱フィルムは、窓から侵入する日射熱を40〜60%カットしつつ、可視光は通すため室内の明るさを確保できます(出典:ガラスメーカー実験値)。また、既存の窓の内側に内窓を設置すると、間にできる空気層が断熱材の役割を果たし、夏は涼しく冬は暖かい環境を保てます。
特に南面や西面の大きな窓は、日射量が多く室温上昇の主原因になりやすいため、優先的な対策が効果的です。遮熱性能と断熱性能を併せ持つガラスを選ぶことで、冷暖房費の節約と快適性向上を同時に実現できます。
断熱玄関ドアの導入
玄関ドアは、住宅の中でも外気との温度差が直接影響しやすい開口部です。断熱玄関ドアは内部に高性能断熱材を充填し、気密パッキンなどで隙間風を防ぐ構造になっており、夏の熱侵入や冬の冷気流入を効果的に抑えます。
さらに、遮熱ガラス入りの採光タイプを選べば、玄関の明るさを確保しながら断熱性を維持できます。国土交通省の住宅性能試験によると、断熱玄関ドアの導入で玄関周辺の温度上昇が最大3℃抑えられた事例もあり、熱中症対策だけでなく、玄関のジメジメ感軽減にも効果があります。
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補助金や助成制度の活用方法
省エネリフォームは効果が高い一方で、初期費用が数十万〜数百万円かかる場合もあります。しかし、国や自治体の補助金・助成制度を活用すれば、費用負担を大幅に軽減できます。一宮市・稲沢市でも対象となる制度があり、申請条件を満たせば最大数十万円の補助を受けられます。ここでは主な制度と申請時の注意点を整理します。
国や自治体の省エネ補助金概要
制度名 |
補助対象 |
補助額(上限) |
期間 |
ポイント |
窓改修、外壁・屋根・天井・床の断熱改修、高効率給湯器設置 |
最大200万円(工事内容により変動) |
2024年末まで |
複数制度を併用可能 |
|
子育て世帯・若者夫婦世帯の新築・リフォーム |
最大60万円 |
予算上限に達し次第終了 |
所得制限あり |
|
窓の断熱改修、屋根遮熱塗装 |
最大10万円 |
年度ごと |
地域限定、予算枠が少ない |
補助金は年度途中で予算が尽きることも多く、特に地域独自制度は早期終了の可能性があります。対象工事を予定している場合は、できるだけ早く情報収集と申請準備を進めることが大切です。
申請手続きと注意点
- 工事着手前に申請が必須
補助金は着工後では申請できません。契約前の段階で条件確認と申請準備を行いましょう。 - 登録事業者による施工が条件
多くの制度は、国や自治体に登録された事業者でなければ対象外です。 - 完了報告と証拠写真が必要
施工後に「工事完了報告書」「施工写真」「領収書」などを提出します。提出漏れは不支給の原因になります。 - 年度ごとに制度内容が変わる
補助額や対象工事が変動します。2024年度の条件が翌年も同じとは限らないため、必ず最新情報を確認してください。
申請条件や提出書類の不備で補助金がもらえなかったケースも少なくありません。川洋建装では、制度選定から書類作成、工事完了報告までを一貫してサポートし、スムーズな申請をお手伝いします。
よくある質問(FAQ)
Q1.高反射塗料はどのくらい持ちますか?
A.製品や環境によりますが、耐用年数は約10〜15年です。耐候性の高いフッ素系塗料ならさらに長持ちします。
Q2.補助金は併用できますか?
A.国と自治体の補助金は併用できる場合がありますが、対象工事や上限額の条件があるため事前確認が必要です。
Q3.内窓と遮熱フィルムはどちらが効果的ですか?
A.短期的に費用を抑えて施工するなら遮熱フィルム、長期的な断熱・防音効果を重視するなら内窓がおすすめです。
Q4.屋根と外壁、どちらの遮熱施工を優先すべきですか?
A.屋根のほうが日射を直接受ける面積が大きく、室温への影響も大きいため、予算が限られる場合は屋根から施工するのがおすすめです。
Q5.省エネリフォームは冬の暖房効率にも効果がありますか?
A.はい。断熱材強化や気密性向上は、冬の暖房熱を外に逃がしにくくします。夏だけでなく、年間を通じて光熱費削減につながります。
Q6.小屋裏換気を後から追加できますか?
A.可能です。既存住宅でも屋根形状や構造に合わせて換気棟や有圧換気扇を設置できます。ただし、施工には屋根開口部の加工が必要な場合があります。
夏も冬も快適に!省エネリフォームは川洋建装へ
省エネリフォームは、夏の猛暑や熱中症リスクを軽減し、冬の暖房効率を高めることで光熱費の無駄を削減できる、長期的に価値ある住まいの投資です。屋根・外壁の高反射塗装、遮熱ガラスや内窓、断熱玄関ドアなどを効果的に組み合わせれば、年間を通じて室温を安定させ、家族の健康と快適性を守れます。
プロタイムズ西尾張中央店・一宮店・あま津島店/川洋建装では、一宮市・稲沢市をはじめとする地域の気候や住宅事情を踏まえ、現地調査から最適な施工プランのご提案、丁寧な施工、アフターフォローまで一貫対応しています。補助金や助成制度の最新情報もご案内可能です。
「夏の暑さや光熱費の高騰を何とかしたい」「補助金を活用して賢くリフォームしたい」という方は、ぜひ早めにご相談ください。お電話・メール・お問い合わせフォーム、またはショールームでのご来店を心よりお待ちしております。
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