屋根の遮熱塗料は効果なし？デメリットになる7つの理由を川洋建装が解説！

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みなさんこんにちは！

ブログ担当のコバヤシです！

屋根は太陽に一番近い位置にあり、常に外部からの影響をうけています。灼熱になる夏場の太陽光からの影響は、近年の住宅にとって深刻な問題です。愛知県名古屋市では、2018年に40.3度を記録したことがあり、昨年2023年では豊田市で39.1度を記録しています。今や、日本中どこにいても高温になることは免れない状態です。

室内で過ごしていても熱中症になるリスクがあるからこそ、屋根への遮熱塗料は暑さ対策の1つとして注目を集めています。今、このお役立ちコラムを読んでいるあなたも、遮熱塗料について調べたことで、ここにたどり着いたことでしょう。

💬「遮熱塗料を考えていたけど、デメリットもあるって知ってちょっと迷っている」

💬「遮熱塗料は、夏はいいけど冬は逆に部屋が寒くなるっていう記事もあった。本当？」

💬「屋根に遮熱塗料を塗っても意味ないっていう記事もあったけど、どうなんだろう？」

遮熱塗料についてネガティブな情報を目にしてしまうと、費用をかけて塗装をする価値を問いたくなりますよね。

今回のお役立ちコラムでは、屋根の遮熱塗料におけるデメリットに目を向け、効果なしといわれる理由についてお話ししていきます！遮熱塗料を検討している方、夏の暑さ対策を考えている方は、ぜひ最後まで読んで正しい知識を深めていきましょう！

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遮熱塗料のデメリットは？効果なしといわれる7つの理由

なぜ「屋根に遮熱塗装をするのは効果がない」といわれるのかを知っておくと、デメリットへの正しい見方ができるようになりますよ。

• 一般塗料よりも価格が高い
• 種類やグレードを理解できていない
• 遮熱効果が低い
• 期待値が高すぎる
• 断熱効果がない
• 塗り直しを怠っている
• 塗膜の汚れを放置している

一般塗料よりも価格が高い

遮熱塗料のデメリットとしてよく挙げられるのが価格です。塗装の経験がある方からすれば、塗装費用がいっきに上がったような感覚を覚えることでしょう。塗装範囲や塗料のグレードにもよりますが、遮熱効果がある分だけ一般の塗料より価格が高く設定されています。

塗装を依頼するお客様からすれば、高い塗装費用にネガティブな印象をうけても仕方のないことです。ですが、遮熱塗料の価値を実感できていれば、デメリットといわれるコスト面にも納得できるはずです。

そもそも、屋根塗装は足場の組立から解体、下地補修などの費用が上乗せされるため、トータルコストがさらに上がる傾向にあります。「こんなに高いの？」と不満に思うのではなく、納得できるようにわかりやすい説明をしてくれる業者を選ぶと、デメリットの解消につながります。

種類やグレードを理解できていない

遮熱塗料にデメリットを感じる理由として、種類やグレードを理解できていないという点も挙げられます。遮熱塗料は、素材によってさまざまな種類があるため、性能が異なります。遮熱効果にもグレードが存在するため、遮熱塗料ならどれでもいいというわけではないのです。

また、塗料に使用している樹脂の種類によって耐用年数が変わってきます。安価なアクリル塗料は耐用年数が6年ほどなのに対して、フッ素系や無機系は20年以上の耐久性を誇るものもあります。遮熱塗料の性能を見極めたいときには、耐用年数にも注目してみましょう。

遮熱効果が低い

💬「遮熱塗料を塗れば太陽光を反射できるんでしょ？最強ってことでしょ？」

💬「塗装するだけで遮熱効果が得られるってすごくない？」

遮熱塗料による遮熱効果はたしかにすごいです。ですが、100%完璧に反射できるわけではありません。住宅環境によって太陽光をうける時間の長さも異なるため、塗装をしたからといって完璧に遮熱効果が実感できるとは限らないのです。

場合によっては、遮熱塗料単体では遮熱効果が低くなることもあります。室温の上昇をおさえるには、遮熱塗料だけでなく「遮熱シート」のような遮熱材を導入する必要があるかもしれません。こういった判断は必ずプロに相談して決めてくださいね。経験豊富な業者であれば、適切な提案をしてくれます。

期待値が高すぎる

💬「遮熱塗料を使えば、夏に涼しく過ごせるんだよね！？」

💬「冷房の設定温度を下げすぎなくて済むから、光熱費が削減できるんだよね！？」

遮熱塗料の情報を調べていると、メリットとして光熱費が削減できるといったワードが書かれていることがあります。遮熱塗料によって屋根の温度が20度前後も下がるというデータを見て、室内にも同じくらいの影響があるのではないか！？と思ってしまう方もいるかもしれませんね。

たしかに、屋根に遮熱塗料を塗ることで、室内への暑さの影響をおさえることはできます。ですが、光熱費が下がるというのは、あくまでもメリットから得られる「おまけ」と思っていた方が良いです。

なぜなら、遮熱塗料の効果を実感しやすい住宅には条件があるからです。

• 3階建ての住宅
• 2階の部屋をよく利用する
• 吹き抜け天井がある
• 屋根が金属材

こういった住宅であれば、遮熱塗料の効果を実感しやすくなるでしょう。過度な期待をするよりも、広い視野で効果を見る視点をもっておいてくださいね。

断熱効果がない

💬「遮熱塗料について調べてたら、断熱効果はないって書いてあった」

遮熱塗料には断熱効果は備わっていません。ですが、それがデメリットになるかどうかはニーズ次第です。そもそも遮熱塗料の原理としては「太陽光を反射して表面温度の上昇を防ぐ」というものです。

そのため、外部からの熱の侵入を防げても、熱を閉じ込めることはできません。断熱とは、内外を仕切る素材の熱伝導率を下げて、熱の移動を防ぐものです。遮熱とは原理がまったく違うのです。

遮熱塗料は熱の移動をコントロールできないため、快適な室温の維持は困難になります。愛知県内の住宅ではそこまで神経質になる必要はありませんが、冬場が厳しい東北などでは断熱効果も検討する必要があります。

塗り直しを怠っている

遮熱塗料は一度塗っただけでは終わりません。効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスが必要です。耐用年数の長い製品もありますが、それでも塗り替えを怠ることは避けるべきです。

もし、コストをおさえるために耐用年数が短いものを選んだ場合、頻繁な塗り直しが求められるでしょう。「遮熱塗料の効果が感じられない」と思う場合、その原因は適切なメンテナンスがおこなわれていないことにあるかもしれません。遮熱塗料を選ぶときには、価格だけでなく、耐用年数や耐候性などの特性をしっかりと確認することが重要です。

安価な製品を選んで初期コストをおさえても、頻繁な塗り替えが必要になると、結果的に高い費用がかかる可能性があります。効果的な遮熱塗料を選ぶためには、総合的な視点から製品を評価し、長期的なメンテナンス計画を立てることが大切です。 

塗膜の汚れを放置している

遮熱塗料に限らず、塗料はその塗膜が綺麗なほど最大限に効果を発揮します。このため、下地処理などの塗装前の準備は非常に重要になります。もちろん、屋根は屋外にさらされているため、塗装後に塗膜が汚れることは避けられません。

塗膜が汚れると、遮熱効果が低下する可能性があります。屋根に付着した汚れが熱を吸収してしまい、その結果として遮熱効果が弱まるのです。また、塗膜の汚れは塗料の劣化を促進する要因にもなります。効果を持続させるためには、定期的なメンテナンスと清掃が欠かせません。 

遮熱塗料は冬が寒いというデメリットの真相

💬「遮熱塗料が太陽光を反射するなら、冬の太陽光も反射して室内が寒くなるんじゃないの？」

💬「遮熱塗料について調べてたら、冬が寒くなるから断熱の方が良いって書いてあった」

お客様からよく質問をいただきます。結論から申し上げますと、遮熱塗料を使ったからといって冬が寒くなるわけではありません。ほとんど温度変化はないのです。

ですが、太陽光を反射するという遮熱塗料の効果だけが独り歩きして、冬に寒くなるという解釈がなされることがあります。なぜ、遮熱塗料で冬に寒くなるというネガティブな噂があるのかというと、夏場と冬場には「日射量と日射強度の違い」があるからです。

日射量は、太陽からの放射エネルギーを数値化したものです。日射強度は、地表に到達する太陽光の強さをあらわし、太陽の角度で変わります。強度が一番強くなるのは照射角度が最大になる夏場です。冬はもっとも小さい角度になるため、強度も夏と比例して小さくなるのです。

遮熱塗料はその性質上、日射量と日射強度が強いほど反射する力も強くなります。冬場は日射量と日射強度が小さくなるため、そもそもの太陽から室内への影響は少ないのです。このことから、遮熱塗料を使うと冬の室内が寒くなるというのはデメリットにはなりません。

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