外装劣化診断士による正しい診断方法とは?建物診断の専門家のチェックポイント!
2023.10.28 (Sat) 更新
💬「劣化って素人でもわかりそうなものだけど、プロにお願いする必要あるのかな?」
💬「見た感じ外壁も錆びているし、外壁に亀裂も入っているからプロに診断をお願いしないで、そのまま業者呼んだほうが良いよね?」
プロにお願いする必要、あります!
外装劣化診断士はただ劣化を見つけるだけでなく、専門的な知識で「建物全体の劣化状況を診断できるプロ」です。
たとえば、金属製の外壁が錆びている状態を診断したとしましょう。素人目には💬「錆びているから外壁の張り替えでしょ?」となるところ、外装劣化診断士は『錆の度合と下地への影響』を確認し、下地に問題がなければ、上貼りの張り替え工事のみで済むこともあります。
外壁に亀裂が入っている場合、大きさや深さをチェックして、どれだけ躯体に影響を与えているかを判断します。もし亀裂の深さが下地まで到達していない場合、パテ埋めやコーキングといった、比較的安価な工事でも長持ちするため、工事費用を外壁張り替え工事に比べて大幅にコストカットできるのです。
「建物全体の劣化診断」で確認するのは外壁や屋根といった外装表面だけではありません。建物の内側=骨組みや下地といった戸建住宅の躯体までを含めた「全体」の劣化診断なのです。
建物の劣化にはさまざまな要因が関係しています。
- 気象条件
- 大気汚染
- 不適切なメンテナンス
建物が劣化する要因には自然相手の外的要因だけでなく、メンテナンスも劣化の原因になることがあるのです。
では、外装劣化診断士はどこをチェックしているのでしょうか?
実際にプロが見ているポイントをいくつか挙げてみましょう。
- チョーキングの有無
- 戸袋の塗膜剥離
- 外壁の状況
- 屋根や庇の状況
- 窓の手すりの状況
外装劣化診断士が診断中にどこを見ているのか?プロの目線を知っておくと普段見慣れているご自宅の劣化・変化にも気づきやすくなりますよ!
それでは、外装劣化診断士による建物のチェックポイントについて、くわしくお話していきたいと思います!
外装劣化診断士が教える建物が劣化する3つの原因
外装劣化診断士の劣化診断ポイントをお伝えする前に、建物が劣化する原因を知っておきましょう。劣化する原因を把握しておけば、ベストなタイミングで診断をご依頼いただけるようになります。
建物が劣化する原因はおもに3つです。
- 気象条件
- 大気汚染
- 不適切なメンテナンス
発見が遅くなるほど建物にダメージがおよんでしまうため、劣化も早期発見は大切な建物を守ることになるのです。
劣化の原因についてくわしく把握しておきましょう。
建物が劣化する原因①気象条件
建物が劣化する原因の中でもっとも多いのが『経年劣化』です。経年劣化の要因となるのが『気象条件』です。外壁や屋根は、雨や雪といった地域ごとの気象条件から建物を守るための部位でもあります。しかし、どんなものでも寿命があるように、外壁や屋根にも寿命=耐久年数があります。
耐久年数は外壁や屋根に使っている『建材』の種類や『塗料』の種類によって異なるものです。それぞれに耐久年数があり、耐久年数を過ぎてもリフォームをしなければ、どんどんと劣化が進行してしまい、建物の内部=躯体に悪い影響を与えてしまうのです。
建材や塗料の本来の耐久年数を短くしてしまう要因が『気象条件』です。
近年では数時間に1週間分の雨量を記録する『線状降水帯』や短期間で複数の『台風』といったイレギュラーな天候が増えています。ほかにも以下のような気象条件が挙げられます。
- 想定外の大雪
- 激しい気温変化
このように、建物にとってダメージになる自然災害が目立っています。
一番身近な気象条件として、雨は屋根や外壁に直接あたって劣化を引き起こします。コーキング材が劣化すると隙間から雨水が侵入し、室内への雨漏りだけでなく内部構造の劣化や腐食の原因にもなるのです。雨水がたまることにより、建物の基礎に影響を与えることもあります。
夏の強い直射日光が屋根や外壁にあたると、表面温度が上昇して素材の劣化を引き起こします。金属材料やプラスチック、塗装面は劣化しやすい傾向にあるので猛暑シーズンは注意が必要です。
もちろん、地震や強風により建物が衝撃を受けることで、外的要因から建物の劣化が起こることもあります。
建物が劣化する原因②大気汚染
大気汚染による劣化は、大気中の化学物質がおもな原因となっています。
- 岩盤から放出される二酸化硫黄
- 発電所の排気ガス
- 交通量によって排出される窒素酸化物
大気中の酸素、二酸化硫黄や窒素酸化物などが建物の金属部分やガラス、プラスチック部分などを劣化させるのです。
また、太陽光が降り注ぐことで生成されるラジカルも建物が劣化する原因となっています。
建物の外壁や屋根部分の塗装や防水処理、ガラス面のフィルターなどのメンテナンスを怠っている場合には、大気汚染によって劣化が日々進行しているかもしれません。建物が建っている場所によっても受ける大気汚染の程度が変わってきます。
塗料によっては大気汚染による劣化に強いものもあるため、劣化診断をしたのち、住宅環境に適切なものをご提案させていただきます。
建物が劣化する原因③不適切なメンテナンス
不適切なメンテナンスも建物を劣化させる原因になります。気象条件や大気汚染で建物は日々劣化の原因と隣り合わせです。いくら定期的にメンテナンスをおこなっているといっても、正しいメンテナンスでなければ意味がありません。
不適切なメンテナンスとは、間違った知識で外壁や屋根を洗浄したり、安さだけでメンテナンス業者を選んでしまったりすることで、正しい処置ができていない状態です。
- 鉄部分のサビ
- コーディングのひび割れ
- 塗装の剥がれ
💬「まだキレイだから大丈夫かな」と建物の表面だけで判断せず、一定の期間ごとにメンテナンス時期を設定し、プロに定期点検をしてもらうことをオススメします。
こんなところを見ています!外装劣化診断士のチェックポイント
外装劣化診断士が建物診断の際にチェックしているポイントを知っておくと、自宅のセルフチェック範囲も広げられます。高所でない限りは普段からチェックできるので、覚えておくと劣化の早期発見にもつながります。
外装劣化診断士のチェックポイントはおもに5つあります。
- チョーキングの有無
- 戸袋の塗膜剥離
- 外壁の状況
- 屋根や庇の状況
- 窓の手すりの状況
それぞれについて詳しくお話していきます。
【外装劣化診断士のチェックポイント】チョーキングの有無
チョーキングは、塗装やコーティング剤を使用している部分に起きる劣化症状の1つです。表面にまるでチョークの粉のような物質が発生するために、チョーキングと呼ばれています。
チョーキングはあらゆるものの影響を受けて塗装面が劣化することで発生します。
- 紫外線
- 湿気
- 風雨
- 寒暖差
- 風化
チョーキングが発生すると、塗装層やコーティング層の表面が粉末化し、白色や粉色の粉状の物質が目に見えて出てくるようになります。その後、塗装層やコーティング層の劣化が進行していくのです。
劣化診断では、塗装してある外壁などを実際に表面を触って白い粉がつくかどうか確認しています。白い粉が付着するということは、塗装の防水性が低下しているということです。防水性が低下すると雨漏りの原因にもなるため、放置は禁物です。
【外装劣化診断士のチェックポイント】戸袋の塗膜剥離
戸袋は、雨戸を収納するために設置されているもので、主流だった木製からステンレス製や鉄製、アルミ製のものへ世代交代しています。台風のときなどは戸袋があればさらに守られているような安心感がありますよね。
そんな戸袋の劣化の中でも注目したいのが塗膜剥離です。塗膜剥離とは戸袋に塗装された塗膜が劣化したり、剥がれたりする現象です。これによって防水性が低下すると、鉄製のものにはサビが出てくるようになり、木製の戸袋は水分を吸収して腐食することもあります。
また、地域によっては塩害が原因で鉄製の戸袋にはサビの問題が出てきます。ステンレス製やアルミ製も一度サビが出ると進行しやすくなるので注意です。
また、塗装前に下地処理が不十分だった場合や、塗装材の品質が悪かった場合にも発生します。塗膜剥離を放置しておくと木材が劣化して腐食する恐れがあり、建物の寿命を縮めることにもつながりかねません。
【外装劣化診断士のチェックポイント】外壁の状況
屋外にさらされている外壁はあらゆる原因から劣化する可能性があります。だからこそ、細かい部分までしっかりとチェックすることが重要なのです。
- 通気工法の確認
- 基材のひび割れ、反りの確認
- 塗膜のひび割れ、膨れ
- 打診調査
- シーリング部の表面調査、深さ・幅の測定
- 付帯部分の状況確認(軒天井、幕板、破風板、雨樋など)
通気工法とは、外壁材の裏側にわずかな空間を作って空気が下から上に向かって流すためのものです。水分を外部へ排出する仕組みになっています。打診調査では、打診棒という道具で外壁を叩いて調査します。劣化診断では、外壁の果たすべき機能が正常かどうかも一緒に確認しているのです。
また、外壁はただ「壁」だけがあるわけではなく、窓や配管なども取り付けられています。外壁との接続部分をチェックしたり、建物の下部にある基礎部分の基材もチェックしたりします。外壁と屋根へつながる部分にある付帯部分もチェックポイントです。
【外装劣化診断士のチェックポイント】屋根や庇の状況
外壁と同じく外部のダメージを常に受けている屋根や庇は、はしごを使って実際にのぼってから調査をおこないます。庇とは、建物出入口などの屋根がかかる出入口部分にある軒下部分のことです。
- 表面の吸水テスト、苔の有無
- 表面温度の測定
- 板金部の釘の止まり、サビの有無
- 雨樋の詰まり
- 基材のひび割れ、欠損の確認
- 塗膜のひび割れ、剥離の確認
屋根は外装の中でも常に雨風や紫外線にさらされているため、劣化状況が進行していることも多いです。屋根材の種類や耐用年数とともに、色あせや割れがないかなどを細かくチェックしていきます。このとき、屋根上部の防水層や断熱材もチェックすることで劣化状況をよりくわしく把握できます。
屋根材の状態だけでなく、屋根全体の傾斜の測定もポイントです。傾斜が適切でない場合、雨水が停滞して建物内部に浸水することがあるのです。
また、水漏れを防ぐためのストッパーとして、屋根の周辺には瓦や石、板などが設置されています。ですが、経年劣化や不適切な施工により劣化したり、ずれたりする可能性があります。外装劣化診断士は、屋根周囲も含めた全体をチェックすることで、劣化の診断をおこなっているのです。
【外装劣化診断士のチェックポイント】窓の手すりの状況
窓の手すりは窓からの落下を防止する役割のある部分です。窓手すりの素材は、木材や金属、コンクリートなどさまざまあります。
窓手すりは、ねじや金具にサビや劣化がある場合、手すりが脆くなり耐久性の低下に影響します。木製部分で、とくに手すりの下部か下部付近が腐食している場合も、手すりの耐久性が低下しているかもしれません。窓枠付近の劣化も手すりの強度に影響するため、周辺もあわせてチェックが必要です。
また、金属部品や窓手すり全体が汚れている場合は、塗装されていない場合や塗料が剥がれている可能性もあります。
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川洋建装(株)|プロタイムズ西尾張中央店・一宮店・あま津島店には、外装診断のプロ、外装劣化診断士が在籍しています。当社の無料診断では、外装劣化診断士資格を持ったスタッフがあなたのご自宅へ直接お伺いし、外壁や屋根の状態、雨漏りの有無を丁寧にチェック!診断後は報告書にまとめてわかりやすく説明いたします。
資格を持っている者が正確な診断をおこなうからこそ、正しい工事で建物の劣化に対応できるのです。今回のブログで解説したチェックポイントを参考に、ご自宅の劣化にも意識を向けてみてください。毎日見慣れているご自宅は意外と劣化に気づきにくいこともあります。
💬「これってどうなの?劣化なの?まだ大丈夫なの?」という疑問や懸念点がありましたら、ぜひ外装劣化診断士が在籍している川洋建装(株)|プロタイムズ西尾張中央店・一宮店・あま津島店にご相談ください!
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