【外装劣化診断士とは?】建物の劣化状況を正確に診断する専門家!
2023.10.07 (Sat) 更新
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弥富市、津島市、愛西市、一宮市の外壁塗装・屋根塗装専門店!
プロタイムズ西尾張中央店・一宮店
川洋建装株式会社です。
外壁塗装・屋根塗装・雨漏り補修ならお任せください!
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あなたは塗装業者やリフォーム業者から次のような説明を受けたことがありませんか?
💬「外壁のクラックが深いので外壁全面の張り替えが必要です。」
💬「サイディングのシーリングが劣化していますので、すべて撤去して打ち直しを行ないます。さらにすべての外壁にラジカル制御塗料で塗り直しもしちゃいましょう!」
💬「ガルバリウム鋼板屋根が劣化しているため、屋根全体をアスファルトシングル材屋根に全面葺き替えしましょう。」
外装の塗装工事や修繕工事には、一般人が理解しにくい専門用語が数多くあります。日本語の単語であれば、なんとなく「ああ、この部分のことを言っているのかな?」と理解できるでしょう。しかし、横文字が連続すると
💬「ちょ、ちょっと待ってよ!なにを言っているのかわからないまま、契約書が作られているんですけど!汗」
となってしまいますよね。
業者にとって当たり前の言葉でも、一般の外装に関する知識がない人にとっては、小難しい専門用語でしかないのです。
『外装劣化診断士』という資格を知っていますか?
外装劣化診断士の役割は、わかりやすく言うと「外装に関する翻訳家・通訳」です。英語を日本語に翻訳する際、英語の文法通りに日本語に訳しても、本来の意味は伝わりませんよね。冒頭でも述べたように、外壁や屋根の塗装工事や修繕工事では難解な専門用語が多く、工事関係の仕事にでもついていない限り、その言葉の意味を理解するのはかなり難しいことです。
外装劣化診断士は、それらの専門用語を消費者(依頼者)に伝わりやすいようにかみ砕きながら説明することが重要な仕事です。言語と工事用語という言葉の違いはありますが、翻訳家や通訳という仕事と同じ役割を持っていることがわかります。
外装劣化診断士のおもな業務は次の2点です。
①建物の各部位の劣化状況と雨水の侵入や漏水のリスクについて診断する
②診断結果に基づき、建物の維持管理について適切な対処の方針を提示する
簡単に言うと、外壁や屋根を含む建物の外装の劣化症状および雨漏りのリスクがないかを調査によって診断し、その診断結果をもとに適切な工事方法のアドバイスをしてくれるのが、外装劣化診断士という資格を持った人の仕事です。
今回のブログでは以下の2つのことについて詳しく、わかりやすくお話ししていきたいと思います。
- 外装劣化診断士の資格について
- 外装劣化診断士の仕事の流れ
川洋建装株式会社では、これからお話しする、外装劣化診断士資格を持ったスタッフが営業担当業務を担っています。このブログを読んでいただくことで、当社の営業スタッフの日頃どのような考えのもとで皆様のご自宅にお伺いしているのかがわかると思います。ぜひ最後までお読みください!
外装劣化診断士とは(一社)住宅保全推進協会が創設した民間資格です
外装劣化診断士は、建物の維持管理や改修の専門的な立場を担う者によって取得される資格として、(一社)住宅保全推進協会が創設した民間資格です。2023年に(一社)住宅保全推進協会と(一財)塗装品質機構と統合されたことにより、試験実施団体名は(一財)塗装品質機構になりました。
外装劣化診断士は一般的にはあまり知られていない資格です。ですが、建物を守るために重要な役割を担っている専門資格なのです。外装劣化診断士は、劣化の原因や今後の改修の提案などの業務のため外装に関する専門性が求められます。
また、外装劣化診断士資格は資格期限が設けられている資格でもあります。一定の実務経験と継続的な技術研修を通じ、期限の更新が必要な資格です。資格を取ったから終わりではなく、実践を重ね、知識を磨き続けることも外装劣化診断士の義務なのです。
外装劣化診断士の役割と業務
外装劣化診断士の主な役割と業務は2つあります。
- 屋根や外壁の劣化度合いを診断
- 改修工事に関する具体的なアドバイスをする
外装劣化診断士はただ劣化を見つけるというだけでではありません。外装に関する専門知識を持ったうえで劣化状況を細かく診断し、第三者視点から劣化補修のために必要な改修工事の提案をするのが外装劣化診断士の役割です。
ポイントとなるのが「あくまでも第三者視点」という点です。外装劣化診断士資格を持っているからといって、自社の施工契約に結びつけるように報告内容を変更することはできません。
外装劣化診断士は消費者、つまりお客様との信頼関係を維持したうえで、お客様の利益を最優先し、客観的な視点で診断結果の報告をすることが求められています。
川洋建装の営業スタッフが外壁や屋根の無料点検の際に、当社の施工契約を強烈にプッシュしないのは、この外装劣化診断士の社会的責任をしっかりと守っているからなのです。
外装劣化診断士の社会的責任
外装劣化診断士の社会的責任をひとことで言うと「翻訳家・通訳に徹する」ということです。建物の劣化症状や修繕工事の提案といった情報を、お客様に対して「正確かつわかりやすく伝えること」が重要な役割です。
正確かつわかりやすく伝えることで、お客様が自由に適切な工事内容の検討や契約の判断ができるように手助けをすることが外装劣化診断士の社会的責任になります。診断結果の報告の際には、外装劣化診断士資格を保有している営業スタッフの判断や解釈を押し付けることは「お客様の選択の自由」を奪ってしまうことになりかねません。
劣化の状態や施工についてわかりやすいように説明することも重要な仕事の1つです。建物の劣化状況をいかにわかりやすく、専門用語をかみくだいて伝えられるかというところも外装劣化診断士の大切な役割になります。
川洋建装の営業スタッフは、はたから見ると「すこしくどいかも」というくらい、お客様との対話を重要視しています。それは外装劣化診断士としての役割である「正確にわかりやすく伝える」という責務を忠実に果たしているからにほかならないのです。
外装劣化診断士の試験内容と受験資格
外装劣化診断士の資格認定過程としては、教育機関や講習会等に出席し、実務や講習などで必要な技術や知識を身に付ける必要があります。ただし、教育機関や講習会では外装劣化診断のすべてを経験するのは難しいという問題があります。
細かな受験資格こそないものの「概ね①建設業または不動産業での実務経験が3年以上の方②建築士、宅建士などの資格を有する方」を受験対象にしているのは、現場での経験がいかに外装劣化診断に重要なのかを表しているとも言えるでしょう。
外装劣化診断士講習会は受験とは別に講習の受講料が必要です。試験当日におこなわれ、専用テキストをもとに進められるため、テキストの持参は必須となります。
試験内容や受験資格など細かい項目も確認しておきましょう。
試験内容
試験の出題範囲は受験申込時に必要となるテキストから出題されます。
住宅の維持管理の重要性と課題、外装の材料とメンテナンスの時期
外装のメンテナンス方法、住宅方法の種類と特徴、外装に関わる主要構造
塗料と塗装(品質管理、塗装工事基準)、外装の劣化診断
外装の劣化診断を行う資格業者の選び方関連法規
引用元:一般社団法人塗装品質機構著「住宅外装メンテナンスの基礎知識|外装劣化診断士試験標準テキスト」
建物の外装と関連する環境、施工現場、安全や保障の対策といった現場にかかわることだけでなく、関連法改正などの法律知識にまでわたります。試験の内容から、建築に精通して建物メンテナンスの知識にも長けている人材が求められていることがわかります。
試験概要合格基準
試験概要と合格基準は以下の通りです。
試験時間:120分、出題形式:四肢択一方式
出題数:100問(1問1点)、合格基準:70点以上
引用元:一般社団法人塗装品質機構著「住宅外装メンテナンスの基礎知識|外装劣化診断士試験標準テキスト」
外装劣化診断士の試験は筆記のみとなります。70点以上が合格ラインとやや高めに感じますね。合格率は約50%といわれています。「外装の劣化具合を見てどの工法が正しいのかを判断できるか」どうかといった、外装劣化診断の現場に必要な知識が備わっているかどうかを確認する試験と言えますね。
川洋建装の営業スタッフは外装劣化診断士の資格取得試験に関しては、全員が一発合格を果たしております。(ただし、点数はギリギリ合格ラインの人も。ギリギリの人は社長じきじきの追加講習を受けるハメに…。)
受験資格
細かな受験資格はありませんが、外装劣化診断士資格は以下のような方を対象にしています。
どなたでも受験できますが、おおむね次のような方を対象としています。
①建設業または不動産業で実務経験が3年以上の方
②建築士、宅建士などの資格を有する方
引用元:一般社団法人塗装品質機構著「住宅外装メンテナンスの基礎知識|外装劣化診断士試験標準テキスト」
試験は日本語で出題されるため、日本語で読み書きができることも大前提にあります。
外装劣化診断士の仕事の流れ
外装劣化診断士のおもな仕事の流れは以下の通りです。
- 目視で劣化部分を調査
- 外壁などの正確な寸法を測る
- 診断報告書の作成
- 修繕方法の提案
それぞれの項目についてくわしくお話していきます。
目視で劣化部分を調査
まず建物の外観を目視で確認し、損傷や腐食、隙間などがあるかどうか、その箇所の劣化状況を確認します。サビ、塗装の剥がれなどにも注目し、外壁のアルミや板金加工状況もチェックしていきます。
検査の際には、高圧洗浄などで外壁の表面的な汚れを落として劣化の見落としのないようにし、気象条件や時間帯も考慮が必要です。屋根などの高所の劣化箇所を確認するために、はしごやドローンを使用する場合もあります。
外壁などの正確な寸法を測る
劣化箇所の修繕をおこなうときのために正確な寸法が必要になります。塗装が必要な範囲がどれくらいなのか、外壁の幅などがわかっていないと見積り金額が正確に割り出せません。
- 建物の外周
- シャッター
- 雨樋
- 庇
おうちの細かい部分の寸法まで、メジャーや計測機器を使って正確な数値を出していきます。おうちの図面をお持ちの場合であれば、計測時間の短縮も可能です。
業者によっては、現状確認や細かい計測をせずに簡単にお見積もりを提示するところもあります。ですが、プロタイムズ西尾張中央店・一宮店・あま津島店では、一切手を抜くことなく正確な数値を出したうえで見積りを提出させていただきます!
診断報告書の作成
劣化の診断が完了したあとは、結果をまとめた「診断報告書」を作成します。人間の健康診断同様に、おうちの診断報告書を作成して劣化状況の説明をおこなうことも仕事の1つです。
診断報告書には劣化箇所についての報告だけでなく、おうちに関する基本情報から修繕に関することまでがまとめられています。
- 建物の詳細情報(建物の種類、建築年月日、敷地面積、延床面積、建築構造など)
- 外装部分の診断結果
- 写真や図面などの資料
- 修繕計画の提案
診断報告書は、おうちの外装部分に関する問題を把握し、適切な修繕計画を立てるために重要な役割を果たします。
修繕方法の提案
建物の外壁における劣化状況により、どのような改修をすべきか、方法や費用なども合わせて提案します。また、優先順位の決定や工期、交渉予算なども合わせておこないます。修繕方法は診断報告書にまとめて提案することが多いです。
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