創業物語 創業物語

• 01 | 導入：生い立ちとリフォーム業に携わるまで
• 02 | 転機：父の会社へ
• 03 | 独立：川洋建装の設立
• 04 | 成長：苦難を乗り越えての躍進
• 05 | 未来：会社と社員の成長、そして地域貢献へ

こんにちは。川洋建装の代表の川北洋平です。
数ある塗装会社のホームページの中から、弊社川洋建装のホームページを見ていただき、誠にありがとうございます。
この我が川洋建装が始まった元1日を少しでも多くの皆様に知っていただきたいと思いまして、メッセージを書かせていただきます。
少しの間お付き合いいただけると幸いでございます。

まず私は自営業の父と母を持ち、その背中を見て、社長の息子として温室育ちの中、思春期を通らせていただきました。
父は建材店と工務店を兼ねた会社を経営しておりました。
周りからは、小さい頃から坊ちゃんと僕のことを呼び、自分は社長のせがれとして、なんとなく優越感を感じながら、また少し贅沢な生活をさせていただいて生きて参りました。
オートバイや車を買い与えてもらったり、ヨーロッパに海外旅行に2週間も行かせてもらったり…
ここまでを見ると、ドラ息子のような感じとして育ったのであまり良いイメージを持たない方が多いと思います。
当然そう思うでしょう。

私は３人の男兄弟の末っ子として育ちました。
上の兄2人は事業していた父の力で留学をしたり、行きたい専門学校に行ったり、また車を買ったり、また高額な塾に通ったり、私立の大学に行ったり、などなど。
一般家庭ではできない恩恵を我々兄弟は受けられていたと、なんとなく子供ながら感じておりました。
私も大学ではなくその時は大好きだったアパレル業界の道に進みたく、親の思いとは裏腹にアパレルの学校に入学して、青春生活を送っておりました。
いま、３人の子供の親になり、思うことは本当に好き勝手、人生を通らせていただいたなと思います。

自分の親は本当にある意味、子供たちの願望を叶えてあげたいという当然の親心で、側から見えても本当に甘い親でしたが、その反面親として子に対する大きな愛情であったのかと、思います。
私はそんな父親の背中を見てきました。
親っていうのは、こういうものだというある意味すごくいいお手本になったかと思います。

私はアパレル会社に約2年間勤めましたが、父の会社の社員さんが一人辞めるということから、両親の薦めで父の会社に勤めることになりました。
約10年間働きました。
私は29歳の時に結婚をして、2年ほど経ってから父の会社に激震が走りました。

取引先が今でいうM&Aをされ、経営者が変わりまたその取引先もかなり入れ替えが発生しました。
その中に父の会社も入ってしまったのです。
父は相当に悩み、もともとから働く兄と私にさまざまな話し合いをしました。
どうしていこうか？と…

父は取引先の顧客の訪問営業をしてリフォーム仕事を獲得してなんとか食い繋ごうという作戦をしました。
我々子供たちはそれに従うままでした。

尊敬する父が言いだしたことでしたが、本当にそんなのでやっていけるのだろうか？
もっと何かしっかりとしたホームページを作ってチラシを売ったり、ネット集客をした方が絶対いいのでは？
という私の考えがありまして、父と兄にその旨を伝えましたがなかなか腰を上げてくれない状況でした。

とにかく私が訪問営業することになり、毎日訪問営業をする日々となりました。

絶対に仕事をいただけた際には誠実な対応で良い工事を提供したいと思う気持ちは強くあったものの、当然訪販営業は多くの人に受け入れられず、仕事を獲得するのに色々と苦労しました。

子供も生まれたばかりの私には本当に明るい未来が見えない日々でした。

お客様とお話ができるきっかけがあれば、営業にはそこそこ自信があったので、なんとかなるかなとの思いで、頑張りましたがやはり訪問はなかなかメンタルが続かないことを実感し、日々悩みもがき苦しんでいました。